内戦で廃墟と化したカブール

1997年初め、タリバンに占領されて間もないカブールを訪ねると、街は4年続いた派閥争いの内戦で廃墟と化していた。内戦を終結させたタリバン政権は勧善懲悪省を設置し、女性にブルカ、男性に顎鬚を強要し、街から音楽を消し去った。取材先にも監視兵がぴったりついてきた。内戦中に埋設された地雷の被害が相次いでいたため、カブール大学に付属する病院に立ち寄ると、女性医師に遭遇。なにか訴えようとこちらに近寄ってきたのだが、監視兵の姿を見ると慌てて姿を消した。今回の米軍撤退作戦でカブールが再び廃墟となる事態は避けられたが、女性や少数民族に対する迫害を止める力は、もうどこにもなさそうだ。

 

 

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