ビデオダイアリーに映る苦難のカブール脱出

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「My Toxic Afghan Love Story」から

 米軍撤退の混乱の中で取り残されたアフガン女性のビデオダイアリー「My Toxic Afghan Love Story」がニューヨークタイムズ(オンライン)で公開された。アフガン政府と米国政府のもとで働いたナジュラ・ハビブヤーという37歳の女性は、自分の名がタリバンの逮捕リストにあがっていることを知り、20人の家族とともに市内に隠れ、命懸けでカブールを脱出することができた。バイデン政権の拙速な撤退計画がもたらした人々の苦難が克明に描き出されている。愛する国を追われる当事者の記録は、シリア人女性のワアド・アル=カデブが撮ったドキュメンタリー映画『娘は戦場で生まれた』も大きな反響を呼んだ。イスラム圏女性の勇気ある行動が続いている。