悲運の大石仏。

アフガニスタン内戦の中で。(『文藝春秋』1997年8月号)

裵淵弘 写真・文

 

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偶像崇拝を嫌う回教徒により面を剥がれ、廃墟のまま放置されてきたバーミヤン大石仏。タリバンによる爆破の危機が新たに迫っている

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高さ55メートルの大石仏周辺では、タリバンの侵攻に備えるハザラ族自警団が守りを固める。

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自動小銃を手にするハザラ族自警団。タリバンと全面対決する構えだ。(左) タリバンに占拠された首都カブールの風景。タリバンは女性が肌を露出することを禁止している。(上)散乱する軍事車輌の残骸が内戦の熾烈さを物語る。(中)焦土と化したカブールにも露天商が現れた。(下)